建築・環境デザイン学科1年生対象レクチャー:「身体」と「空間」の関係史
12 Jan 2026
■講師:
演劇舞踊デザイン学科・教授 森山直人
■概要:
私たちはみんな〈生身の身体〉を持っています。そして、自分自身の「身体」に対して、単純に好きとも嫌いとも言えない複雑な感情を持っています。 少し、たちどまって考えてみましょう。そういう感情はひとまず脇におき、自分の身体を物体(フィジカルなもの)として見つめてみる・・・すると、私たち自身のなかに「空間」があり、私たち自身を取り囲む「空間」があることに気づくのではないでしょうか。 でも、それだけではありません。よく考えてみると、私たちのなかには、「脳内」(ヴァーチャルなもの)という「空間」もまた存在しています。 「リアルな空間」と「ヴァーチャルな空間」――この両方のあいだの関係性とたえず向き合ってきたのが、演劇やダンスのような、パフォーミングアーツ(performing arts)です。観客というリアルな人々は、リアルなはずの劇場を通じて、ヴァーチャルな想像力を膨らませていく。そのような「身体」と「空間」の関係性を、パフォーミングアーツの歴史の一端をひもときながら、一緒に考えていきましょう。 「身体」ってなんなんだろう? 「空間」ってなんなんだろう?
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■用意するもの ・ 筆記用具、ノート
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■内容
① Part.1: 空間から「身体」へ――舞台美術/建築/身体、など
・イントロダクション ・古代ギリシアの劇場――もしも、あなたがそのなかに身を置いたとしたら?
・ルネサンスーー遠近法という魔法 ・電気照明という革命
・野外にもたらされるフィクション――劇団維新派
② Part.2: 身体から「空間」へ――言葉/ダンス/空間、など
・イントロダクション
・振付家ウィリアム
・フォーサイスの作品から
・振付家ピナ・バウシュの作品から
・まとめ